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永谷 龍彦

Tatsuhiko Nagaya

初代代表でした。今は平社員です。

メンバー顔写真

ご挨拶

こんにちは。永谷龍彦です。2019 年 3 月に ut.code(); を設立し、2023 年 5 月までの約 4 年間代表を務めました。 現在は大学も卒業し、引退した身ですが、今後も ut.code(); の活動を応援していければと思っています。

以下の文章は、2024 年 3 月に開催された合宿中に執筆しています。

ソフトウェア開発をはじめたきっかけ

私がはじめて触れたパソコンは、2008 年、私がまだ 8 歳前後だった頃、祖母が「パソコン教室に通う」と言い出して買ってきた Windows XP のノートパソコンだったと記憶しています。 それ以前も祖父が仕事で使っていたワープロで遊んでいたりはしていたのですが、新しく非常に高機能なパソコンという玩具を手にし、祖母のものであることも忘れて毎日のように遊んでいました。

はじめはインターネット上で無料公開されていた Flash ゲームで遊ぶことが多かったのですが、一通り遊び尽くしてしまうと、今度はゲームなどのソフトウェアを作ることに興味を持つようになりました。 Excel などのオフィスソフトウェアや、RPG を作るツールなどを触った後、2009 年頃、当時の書店で「猫でもわかる C 言語プログラミング」という書籍を購入したのが、私の初めての本格的なプログラミング言語との出会いでした。

その後すぐに、私はプログラミングという行為にのめり込みました。 これは、幼く非力だった当時の私でも、自分の力で作りあげたソフトウェアという道具を通して、他者から恩恵を受けるばかりでなく、他者のために何かを提供できるという感覚に魅了されたからです。 この思いは、十数年を経た今でも、私がソフトウェア開発を続けている最大の理由です。

ut.code(); を設立した経緯と代表としての活動の沿革

プログラミング教育の重要性が社会に認知されるようになり、現代では義務教育のカリキュラムに取り入られるほどになりました。 しかし、私の小中高の学生時代の情報の授業といえば、Word や Excel といった既存のソフトウェアの使い方を学ぶ授業であり、ソフトウェアを作る側になるための授業は存在しませんでした。 一方、大学に入学すると、確かに高度なコンピューターサイエンスを学ぶ機会が提供されていましたが、素朴なソフトウェア開発の手法を学ぶ機会は限られていました。

ut.code(); を設立したのは、私と同じような志を持つ仲間と出会い、互いに切磋琢磨しながらソフトウェア開発の技術を磨く場が欲しいという思いに駆られたからためです。 設立当初は困難の連続でした。 イベントを開催しても参加者が集まらなかったり、構成員に対して団体に所属する意義を理解してもらうことができず、団体としての活動が停滞したりすることもしばしばありました。 また、私の不甲斐なさにより、最初期に集まったメンバーに迷惑をかけてしまったこともありました。 さらに、2020 年以降は新型コロナウイルス感染症の流行により、思うように活動ができないことも多くありました。

しかし、私たちはパンデミックの中でも、辛抱強く活動を続けてきました。 その活動の結果は、徐々に実を結び始めます。 2020 年の秋に延期されて開催された五月祭では、優先広報企画に選出され、今までよりも多くのお客様に ut.code(); の活動を知っていただくことができました。 2021 年には東京大学工学部丁友会様と合同で全学に向けた Web プログラミング教室を開講し、多くの学生の皆様にソフトウェア開発の楽しさを伝えることができました。 そして 2022 年のはじめには、学生会館に念願の部室を設け、活動の拠点を持つことができました。

万全の準備を整えて臨んだ 2022 年度の新歓活動を境に、ut.code(); の活動は新たな局面を迎えました。 二週間に一度の運営定例ミーティングの実施、Notion によるナレッジや議事録の共有、銀行口座の開設と決済用カードの発行による会計の厳格化など、組織をスケールするための基盤を整え、前年度までで考えられないほど大規模な取り組みを安定的に遂行することができるようになりました。 その結果、数々のプロジェクトが成功を収め、特に 2022 年の駒場祭では、実質的な最優秀賞に当たる「駒場グランプリ」を獲得することができました。 2023 年度には私の一つの目標であった全学体験ゼミナールの開講も果たし、新たな取り組みも続々と始まっています。

ここまでに挙げてきた数えきれないほどの成果は、私一人の力では決して達成できませんでした。 多くの友人、先生方、企業の皆様に支えられ、今日の ut.code(); があります。 ut.code(); の代表としての役割を終え、卒業を目前にした今、改めて感謝の意を表したいと思います。

未来の ut.code(); の皆様に向けて

新しく入って来られた ut.code(); の皆様の中には、私のことを知らない方が多いと思いますので、私が代表時代によく皆様にお伝えしていたことを、改めてここに記しておきます。 ut.code(); の一員として活動する中で、何かの参考にしていただければ幸いです。

1. ニッチでお金を生まないが社会的意義の高い領域に挑戦しましょう

趣味のソフトウェア開発を行う上で、何よりも大きな報酬は、開発したソフトウェアを使ってくれる人々の笑顔です。 しかし、ソフトウェア産業は日進月歩で、輸送の制限がないため市場原理による競争も激しく、学業と両立させながら人々に使ってもらえるソフトウェアを開発するのは容易ではありません。

そこで私は、学生時代に取り組むプロジェクトとして、金銭的な利益を上げることは難しいものの、社会的意義の高い領域に挑戦することをお勧めしています。 特に重要なのは、自分と異なる背景や価値観を持つ人々と積極的に交流し、自分の視野を広げることです。 日本の大学は開かれてはいますが、集まる人々の均質化は進んでおり、内向きなコミュニケーションだけでは新しい価値を生み出すことは難しいです。 自分の所属するコミュニティの外側に目を向けることで、今まで見えてこなかった社会的課題に気づき、素晴らしいプロダクトのアイデアを生み出せるかもしれません。

2. 一緒に開発する仲間を大切にしましょう

大きな目標を達成するためには、長期間にわたる努力が必要です。 たとえ世界を変えるような画期的なプロダクトのアイデアがあったとしても、途中で挫折してしまっては何の意味もありません。 我々大学生にとって、この険しい道のりを乗り越えるのを阻む最大の障壁は、その目標への興味の喪失です。 ソフトウェア開発のようなサイドプロジェクトは、失敗しても何のペナルティもありませんし、途中でやめてしまっても誰も責めません。 一人だけで取り組む場合、日々の生活の忙しさや、様々な娯楽の誘惑により、最後まで走りきることは困難を極めるでしょう。

ut.code(); の仲間は、このような孤独なソフトウェア開発者にとって、精神的な支えとなり得ます。 互いの知見を共有することで、難しい課題を短時間で解決できたり、自分だけでは思いつかなかったアイデアを生み出せたりするかもしれません。 モチベーションが上がらないときでも、大きな成果を上げたチームメイトに刺激を受け、かつての情熱を取り戻すことができるかもしれません。 プロジェクトが成功したときには、その喜びを共有できる仲間がいることで、より一層の充実感を得ることができるかもしれません。 ぜひ、一緒に開発する仲間を大切にし、共に成長し合いましょう。

3. 三又タップを持ち歩きましょう

ソフトウェア開発者にとって血液ともいえる重要な資源、それが電気です。 電気がなければ、コンピューターは動かず、ソフトウェアも実行されません。 しかし、電気はどこでも手に入るわけではありません。 現代の日本では、コンセントがなければ、電気を得ることはできないのです。 特に、大学の図書館や学生会館など、長時間滞在する場所では、コンセントが限られていることが多いです。

しかし、コンセントは限られた資源ではありません。 現代技術が生み出した「三又タップ」と呼ばれる道具により、一つのコンセントを三つのコンセントへと増やすことができるのです。 ただ、コンセントを増やすための道具は、何も三又タップに限りません。 延長コードの多くは、一つのコンセントを複数のコンセントへと増やすことができます。 それでも三又タップを使うのは、その形状のシンプルさがためです。 三又タップであれば、持ち歩いてもバッグを圧迫することはありません。 三又タップを持ち歩くことは、現代の開発者にとって、非常に重要なスキルの一つと言えるでしょう。

三又タップ

おわりに

せっかく卒業なのでかっこいい文章を書きたいと思って書いてみたのですが、最後に力尽きてしまいました...💦

これからも ut.code(); の活動が益々発展していくことを願っています✨

永谷 龍彦 の記事

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